してもらったことをしている幸せ
小さい頃から毎年、お誕生日には
母親がお赤飯を炊いてくれました。
それは、
結婚して実家を離れた今でも変わらず、
「お赤飯炊くからいつ帰ってくる?」
と、声をかけてくれます。
私の誕生日は9月で、
栗入りお赤飯にしてくれるので、
本当に嬉しい、
美味しいプレゼントなのでした。
でも、若い頃は、
お母さんのプレゼントはいつもお赤飯なんて、なんかなぁ…
もっと本当に欲しいモノがいい!
なんて、思ってました。
でも、自分もだんだん年を重ねてくると、
お赤飯の良さが分かってきたのです。
何年も変わらず喜ばれるものって、
そして、
世界にひとつしかないお母さんの味のお赤飯だなんて…!
私は、
プレゼントにお花を選ぶことが
多かったのですが、
昨年、
お赤飯を炊いて持って行ったら、
母親だけでなく、
父親まで喜んでくれたので、
良かったんだと思いました。
それで、
今年もお赤飯作ってみました。
してもらったことを自分ができること
って、
幸せだなことなんだなぁと知りました。
母親は、チョコが大好きなのですが、
体の事を気にしながら控えめに食べているチョコレート。
ヴィーガンブラウニーならまだマシでしょと、
ブラウニーも作りました。
ブラウニーは、息子の給食献立てがケーキが出ていて、
献立に沿って菜食弁当を持たせているので、
ちょうど良かったのですが。
この間、作ったナンキンハゼのリースも持って。
母親に渡すと、
「ちょっと地味じゃない?」と言って、
私がプレゼントを入れていた袋につけていた
柊の葉と赤い実のセンリョウの飾りを取って、
リースにつけ出しました。
なるほど。
真っ白が可愛いなぁと思っていたけど、
アクセントになって鮮やかになりました。
お赤飯を誰かにお届けする
という事を教えてくれて、
ありがとう。
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