金運を呼ぶ黄色の長財布を
２年近く前に、
旦那さんの自営業が
運営出来なくなってからしばらくして…。
どうやったらお金がまわるのかなぁ…
まずは、
金運を呼ぶと言われる黄色の財布やな！
と、
ずっと黄色の財布を作ろう
と思っていました。
その頃、手元にカルカヤで染められた
まっ黄色の羊毛があったので、
袋状の四角を作って、
真ん中切ればお札が入るやん！
と、単純に考えていました。
最近になってようやく、
財布作りに取りかかれる時間が
作れるようになり、
実際に作り進めていくと…
実際は、そんな簡単にはいかなくて、
ひとつひとつ、
考えさせられ、
作業時間はたっぷりとかかったのでした。
まず、
スリッパを一度、
教えてもらって作ったので、
だいたいの羊毛量が分かり、
手元にあるカルカヤの羊毛が
全然足りない事が分かりました。
そうして、買ったメリノ羊毛で、
60％縮むと考え、
ゴシゴシ作業に入りました。
このゴシゴシ作業の終盤で、
形がキレイでないと
お友達に相談したところ、
四角の型をとったプチプチをあまり
早くに取り過ぎると、形がきれいでなくなる、
そして四角というのは実は難しい、
という事を教えてもらいました。
そうだったのか！
予定サイズ近くまでプチプチを抜かないのは
そういう事だったのか！
と、妙に納得した私は、
失敗したことよりも、
その事実を知れた事の方が嬉しくて
体感して知れて良かった！と、
思ったのでありました。
あまりにも黄色が強いと、
陽性過ぎてお金がすぐ出ていく、
との事だったので、
少し白っぽい羊毛を足したら、
まぁわりかしそのまんま出て
トラ柄？のようになってしまいました。
これ、可愛いのやろか？
と、疑問を抱いたので、
トラ柄にが光になるように刺繍しました。
小銭入れとカード入れは
布で縫う事にしましたが、
これまた、何回も失敗して
小さな端切れが
たくさん出来てしまいました。
その端切れを見つめながら、
これ、何になるんやろ…
パッチワークになったりするんやろか。
と、果てしない作業の元を
作ってしまった事に
多少ゲンナリする私なのでした。
小銭入れの内布をつける際に
内布と外布が浮かないように
「星止め」がしたくて、
一度フェルトに取り付けた小銭入れを
取り外すという、
またやっかいな事をし出し、
完成まで長い道のりになったのでした。
↑ 全然わかりませんが…
この「星止め」が私は好きで、
良いジャッケットの襟なんかにそれを見ると
うれしくなります。
こうして改めると、
私って、手で縫うことに愛しさを
感じている人なんだなぁと
つくづく思います。
想像以上にデカイ財布になって、
「この財布が入るカバンをまた作らなあかんやん」
と、
またテンションが
下がり気味になってたところ、
お友達に、
「ヒモつけて、肩からかけれる財布みたいにしたら？」
と、助言してもらい、
一気にテンションは上がったのでありました。
財布をおろすのに縁起が良いとされているのは
金運の象徴 寅の日、
お金が増える 一粒万倍日、
最上の吉日 天赦日、
があります。
それに当てはめ、財布をおろし、
10年以上使った財布は、
息子が使ってくれるそうで、
サヨナラのお洗濯をしました。
黄色について、話がもどりますが、
後から思えば、
黄色が強すぎてお金が出ていっても、
人の為に使いたい事が
たくさん思い浮かぶので、
入ってくるなら
出ていっても良いのじゃないか。
と、思いました。
２年近くも執念深く、
黄色の財布を！
と、思っていたのは何でかなぁと
思いを巡らすと、
どんな身においても、
私らしく楽しみたい、
楽しんでやる！
という執念が
あったような気がしています(笑)。
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