ねこ背が先か、チクチクが先か

小さい頃から、

着物を縫っている母の側で

余り布でチクチクするのが好きでした。


小学生の姉が買ったフェルトのマスコット作りの本は、

姉よりもよく眺めては、マスコット作りを楽しんでいました。


そしてこの間、友達と話をする中で、


チクチクするのが好きだから、ねこ背になったのか、

ねこ背だから、チクチクするのが好きなのか?


という話題になりました。


そう、私はまぁまぁねこ背だけれども、

ねこ背だから、チクチクするのが好きになった

とは思ってはいませんでした。



ええっ? 


そしたら私がもっとピシッとした姿勢で毎日いたら、

趣味?思考?も変わるという事?


確かに、雨降りの時なんか、

嫌だなぁとちぢこまってしまいがちだけれども、

そんな時こそ胸をはっていれば、

そういう思いも吹っ飛ぶと、

いつかヨガの先生も言ってたっけ。


それに、私が刺し子を何時間も熱中して出来た時期は、

プチうつの時だったけど。


世の中にはそんな鬱とは全く関係なく、

素晴らしいチクチクの技術を持っている人はたくさんいるけれど、

私はどうなのだろうか?


ねこ背だと、頭も下げがちになるので

天とも繋がりにくいよと、友達は言う。


それは、困る。


でも、私がピシッとした姿勢だったら、

新たな世界が見えるのだろうか。


そう思い、

以前友達がしてた事を思い出す。

紐を輪にし、それを肩から背中にかけてたすきがけのようにする。

そして、只今実行中。


なるほど。

肩が内側に行きにくい。


そうして、心地よさを実感し、

昔の人は偉いなとつくづく思う。


着物の型紙を見た時に、

捨てる部分がほぼないのにもえらく感動したけれど、

お腹の丹田の所に帯があるだとか、

子どもの着物の背中心に刺繍をしたりして、

背守りを祈るだとか…。


こうやって、

自然に無駄なく天と繋がって生きてこられたんだなぁ

という事が、日々の生活の中で気づき、

そして感動するのであります。







愉しむ暮らし

子育てしながら忙しく暮らす中でも、ひとつひとつ、愉しみたいなと思っています。8歳の息子と4歳の娘を子育てする中での学び、気づき、菜食のことや手仕事する暮らしを綴っています。

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