生きて生かされ、そして繋がっている
今日は、旦那さんと息子が釣りへ行くというので、
私はシュタイナー学校のバザーに
娘と行くつもりだったのだけど…
一旦、旦那さんの実家に来て、
それから皆がそれぞれ分かれて行こうとしたら、
娘がどうしてもお父さんと一緒に行くと言うのです。
それはもうギャン泣きだけれども、
旦那さんいわく、
釣りは危ないから
2才児の娘は見れないという事でした。
旦那さんたちがそーっと出掛けてしばらくしても
泣き止まず、
バザーに誘っても嫌がるので、
私もバザー行きを諦め、
旦那さんの実家で居させてもらうことにしました。
しばらくすると、
お義母さんが和柄の布の切れを出してきて、
手しごとが好きな私に、
要らないかと聞いてくれました。
その生地を見た途端、娘はコロっと機嫌が直り、
何か作って!リボン作って!
とせがんできました。
これは、機嫌直してくれるかなと、
リボンを作る事にしました。
そんなやりとりをお義母さんと3人でしていると、
お義母さんが娘を呼びかける時に、
娘の名前でない名前で呼ぶのが聞こえたのです。
それは、お義母さんの娘さんの名前でした。
私の旦那さんのお姉さんになるのですが、
ずっと闘病生活を続けてらして、
30代の頃、亡くなられたのたのです。
亡くなられてからもう20年くらいは経つのかもしれない。
私はその呼ぶ声を聞いた時、
お義母さんは、その娘さんと幼い私の娘が
重なって見える時があるのだと分かりました。
あぁ、家に残って良かった。
こんな時間があって良かった、と私は思いました。
私がお義母さんにしてあげられる事って、
ただの日常を一緒に過ごす。
こういう事なのだと思いました。
そうして、お買い物について来てと言われて
一緒に近くのスーパーまで行くと、
私が近頃、買わなくちゃ!と
思い続けていた物たちが目に飛び込んできたのです。
次の土曜日、
私は手作り市に
焼き菓子とベジバーガーを持って出店します。
その準備をするために、
あっちの店でこの備品、、こっちの店も行かなくちゃと、
頭の中がとっても忙しかったのです。
それが、その買い物を目標に、
わざわざ出掛けなくても、
こんなにもスムーズに色々と
欲しかった物が手に出来るなんて!
しかもお義母さんが、
みんな買ってくれて
本当にありがたかったのです。
自然な流れに身を任せると、
ひとそれぞれが、
生きて、生かされ、
そしてそれは、
ちゃんと繋がっているように感じた日でした。
子どもはいつも、
教えてくれるありがたい存在です。
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