「教わる」こととは


先日、いつも一緒に手仕事を
しているお友達に、
羊毛スリッパを教わりました。

大きめの足型をとったプチプチに、
羊毛を乗せていき、
石鹸水でゴシゴシします。

その羊毛を、
少しずつ乗せていく作業も
お友達が乗せてくれたのと、
私が乗せたのとでは随分違いました。

天使の羽のような上が友達が乗せたので、下が私↑



経験の差とはいえ、
私が不器用とはいえ、
私には、
友達が愛を持って、
その作業に取り組んでるのが
とってもよく分かりました。

足りないものは、「愛やな。」

私は自分の作業をそんな風に思いました。

今、ここ。

どんな物や人に対しても、
「今、ここ。」
があると、愛情が増えていく気がする。

そんな気づきも後からもらいました。

作業している時間は、
楽しくて、穏やかで、
とっても心地良かったのでした。



シュタイナー教育では、
特に小学生では
「教える先生が大事」って言うけれど、
ふん、ふん、そーやろなって
分かってたつもりしてたけど、
その意味が、
ストンと私の中で落ちました。

作業する事や扱う物、
教えてもらう私たちにも、
愛を持って接している彼女の
エネルギー?をそのまま
私が受け取った事で、
とても心地良い時間になったからです。

それを心と肌?波動?
で受け取って、
何かとっても幸せだったのです。

敏感な小学生なんかは、
尊敬する大人の言うこと、
立ち振舞いを
全部吸収しようとするのだから、
そりゃ愛を持って接してくれる先生が
いいに決まってる~

と、言うことが分かりました。

家に帰り、
完成に近い作業の続きをしていると、

「隣の畑してるおばさんにもあげたいなぁ」

「寒がりのお父さんにもあげたいなぁ。」

なんて、楽しい妄想が湧き出てきて、

「教わる」って、何て素晴らしい事なんだ!って、しみじみと実感しました。

私は自分が作ったおやつなんかを
食べてもらうと、
嬉しい気持ちになるのですが、
それは、一瞬で終わってしまう。

けれど、何か自分の持ってるものを
「教える」「伝える」ことを
したら、受け取った人の未来に繋がるんだ!

「教える」って、スゴいんだ!
と、感動していた私なのでありました。


そして、

初めての愛しい一足目の羊毛スリッパが

完成しました。

愉しむ暮らし

子育てしながら忙しく暮らす中でも、ひとつひとつ、愉しみたいなと思っています。8歳の息子と4歳の娘を子育てする中での学び、気づき、菜食のことや手仕事する暮らしを綴っています。

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